カウンセリング2

ここに一枚の写真があります。山がそびえて、手前には湖、湖畔には車が一台、停まっています。

同じ写真を見ても、印象に残る部分は、人それぞれ違いますね。山に咲いている花を見る人もあるでしょう、車種は何かな?ドライブに行きたいなと思う人もあるでしょう。釣り好きなら、魚のことを思うかもしれないし、気になる部分&そこから湧くイメージは違う。

車とか湖に注目した人は、山の形は気に留めなかったり、逆もまた。普段の生活を思っても、人はみな、自分の気になることしか、目にも耳にも入らないのかも。これだけ物も情報もあふれる中で、取捨選択なしでは、とてもいられないし。

悩んでいるときは、「それしか見えない」傾向は強まるように思います。希望の光や突破口になりそうなところもあるのに、見えていないとするならば、勿体無いなぁと。お話を聴くとき、全体像を映せる鏡になりたいと思っています。