11月くらいから日が弱くなると気持ちも弱ってしまうタイプで、光(色彩)療法の知識があってよかったなと毎年思うんですが、対策をしてても鬱々としてしまうときはしてしまう。
そんなのもあって、「光」がテーマの展覧会に行ってきました。
イギリスのテート美術館からやってきた作品たち。
天気が悪い国だからこそ、光への思い入れも強いのかなって思いますね。カラーセラピーもイギリスが発祥の地、ニーズがあったんでしょう。
ポスターにも使われてる上の絵、ジョン・ブレット「ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡」1871年なんかはほんと、光そのものをとらえたような絵で、前に立つと暖かさやお日様の匂いまで感じられそうでした。
カラーセラピストとしては、展覧会のタイトルにも名前が入ってるターナーが、ゲーテの色彩論をベースにしてたというのも、注目ポイントでした。
太陽光だけじゃなく、月光や室内光もすてきです。見たかったハマスホイの実物も見られてうれしい
動きがあるインスタレーションでは、発光する、反射する、透過する、光のいろいろを体感できました。
写真撮ってないけど、暗い部屋で回り続けている黄色い球がすごく気に入りました。いつまでも見ていたかった。
あとこれ、画像だと平面に見えるけど、部屋全体がブルーに包まれた空間なのです
ここに足を一歩踏み入れて、動けなくなりました。
自分がブルーになってたからか、全身を青色光に包まれるのがとても心地よくて(同色療法)、ずいぶん長くとどまっちゃいました(青は時の経過をゆっくりにする色でもある)。波長が合ったんですね
久しぶりに新幹線に乗って遠出して、初めて行く美術館でもあり、道中の街並みや知らない街の空気感もめずらしくて、さらに好きなアートを見る、この一連の流れが私にとっての「光」になりました。
太陽光そのものだけでなくて、比喩的な光も季節性気分障害に効くなって実感です。
もし私と同じように冬季鬱っぽい人がいたら、トライしてみてください。お日様が出てる日には外に出て日を浴びる、室内の電気色を太陽光に近い黄色味に変えるなどのほか、精神的な光も取り入れつつ、春を待ちましょう!
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