大工は語る

びっくりするほど、一日一日が早いっ。
昨日今日のような夏日になると、
春は何をしてたんだろう???って思う。

家の工事は順調に進んでいます。
どんな部屋にするか、決めてなかったんだけども、
若い大工さんが、作りながらアイデアを出してくれて、
だんだん楽しみになってきた!

餅は餅屋ね。
数多くの物件を見てきたからこその提案があって、
私たち素人が、頭の中で考えるだけとは違うのよね。

こういう本も参考にさせてもらいましたが、
根本的にリアル感に欠ける感。
ファッションショーでモデルさんが着てる服を、
一般人が普段着にしますか?的な。

デザイナーズ系の建物も作ってきた大工さんが言うには、
「建築家の【作品】になりすぎると、不自由で使えない家になる」と。

建物は、作る人のものなのか?使う人のものなのか?
当たり前だけど、そこで暮らす人のもの。

かといって、住む人の素人意見だけで作れば、
これまたとんでもないことになるし、バランスだよね。

プロとしての知識と技術を駆使して、
依頼主の意向と、現実をすり合わせていく、
デザインって、そういうことじゃない?

ジャンルは違えど、うちでも同じようなこと話してるなぁ、
と思いつつ、今日も暮れてゆきます。