心理占星学

占星術について調べていたら、「心理占星学」というのを見つけた。心理学者ユングの唱えた性格類型と、天体の分類を対応させながら分析するのだとか。そういえば、鏡リュウジさんも「心理占星術」と言ってますね。

ユング。昔々の人。心理学の世界では新勢力が生まれているし、精神科医の中にはユングは認められないという人もいる。夢分析や錬金術への没頭はオカルトだから、と。それでもユングの名前が消えていかないのは、サイコロジーとオカルトをつなぐ橋だからかなと思うね。

人間には、個人の経験を超え、時空を超えて様々な情報が入ってくる部分がある=「集合的無意識」がある、としたユング。胡散臭げでもありながら否定しきれ ないのは、誰でも一度くらいはシンクロニシティを経験してるからでしょうか。初めての場所なのに懐かしい感じがする、虫の知らせ、胸騒ぎなど。

無意識の深い深いところで、人はみんなつながっている。ひとつながりの命・宇宙、と。ここから「トランスパーソナル(個人を超えた)心理学」に発展してる。そういう流れを思えば、天体と人がリンクしているという考えも、あり、かな。

話がそれましたが、心理占星学では、未来予測はしないんだって。いつごろ結婚しますか?転職したほうがいいですか?など、人が占いで聞きたそうな現実問題 は扱わない、とか。どんなエネルギーを持ってるかは見ていくけれど、持つものをどう生かしていくかは、個人の裁量・自由意志だからって。そういう占い、い いなと思って。