隠れの湯

高校の同級生に、伊賀出身の「百地くん」という人がいて、
女子の間では「忍者の末裔か!?」と噂が飛び交ってました。

そんな変わった苗字、そうそうないし、しかも名張か上野の出身というし、
先祖をたどればきっと、伊賀流忍術の開祖:百地三太夫につながってるんじゃないかと、
妄想を膨らませてたんですよ。

いきなり、なんでそんな話?ってな感じですが、
赤目四十八滝の温泉に行ってきたんですー。
したらば、現代の百地家より寄贈されたという、刀や道具が展示されてまして、
ふと、思いだした次第です・・・

露天風呂からの眺めは、白く霧がかかった渓谷、
今でも忍者が修行してるって言われたら、信じてしまえそうな風景。

朝ご飯の後、滝をめぐってみました。
雨上がりで、岩がつるつるして、ちょっとした冒険。
そんな山歩きを二時間もしてたら、さすがにヘロヘロだったけど、
非日常の空間にトリップするのは快感ですねぇ。

見渡す限り、苔むした岩と、木々の緑。
緑=深呼吸、森の香りが体をゆるめてくれました。

そして、川の水ターコイズ、水飛沫の白、どちらも浄化を表す色。
プラス、せせらぎ音の1/fゆらぎで、日々の雑念が消えていくよう・・・

色・香り・音のトリプルセラピーでしたわ

不思議なことに、黄色い花粉をつけた杉の木がいっぱいあるのに、
山の中では、ちっともクシャミ出ないの。目も平気。
それが、山を降りて、お土産屋さんに入った途端に、鼻がズルズルって何?
森のフィトンチッドは免疫力を高めるというけれど、こんなにあからさまに~?
ま、湿気やら何やらの要因もあるんでしょうが、花粉症に森林浴、いいかも。