円山応挙展@愛知県美術館

西洋の紋章は、赤・青・金・銀などカラフルで、

各カラーを象徴的に使っていた、

それに対して、日本の紋は、あっさりと白黒。

と読んだのはたしか、この本だったか。

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絵画もそうですねぇ。

西洋の多色、日本の墨絵。

私、基本的には、色がある絵のほうが好きなんですけれども、

今回、これを見て↓色を押さえた表現の魅力を知りました。

円山応挙展

墨一色で、こんなに豊かに描けるのですね。

上の、ふすま絵は、ライトが工夫されていて、

朝、昼、夕方、時間帯によって違う見え方を体験できるようになっています。

光を写し取ろうとした印象派のことを思うと、

日本の部屋に飾る絵というのは、影が魅力なのかも。

陰翳礼讃。

画面の多くを占める余白も魅力。