本「スピリチュアル占星術」

「スピリチュアル」とついているだけに、「前世」だとか「魂」だとかいう言葉が出てきます。

とはいえ、「前世」「過去世」というのは、「輪廻転生前の人格」に限らず、「幼き日の経験」と考えても良くて、読む本人がしっくりする捉え方でどうぞ、なんですって。

「幼少の頃のこと」をみていくというと、フロイトやユングの精神分析・分析心理学をイメージしますが、やはり「無意識」「意識」「超自我」の考えも取り入れられていました。そういうのがお好きな方はお気に召すかも。

そして、ユングといえば、ニューエイジ。この本も、「個人の成長」と「宇宙全体の意識レベル向上」というニューエイジ系コンセプトが、ベースになっています。

副題が「魂に秘められた運命の傾向と対策」とあるように、それぞれの星座について、まず「ダメ出し」→「こう変えるべし」というアドバイスの流れになってまして、正直、耳が痛い。心が痛い部分も多々。

でも、自分の中の良い所より、ネガティブな部分のほうが身につまされると言うか、自覚しやすかったりするので、変えるべき部分は、それなりに納得できるもの。

この本、もう一つの特徴は、【日蝕・月蝕の影響】について書かれていること。「誕生日直前の日蝕・月蝕は、個人に使命と目的を与えている」という考え方。

これは正確な誕生日時がわからなくても読めるので、周りの人のことをみてみたり。なかなか、興味深い・・・