INNOCENT GRAY、いわゆるエレファント・マン。
映画を思い出すと、バレエとはミスマッチ?と思っちゃったのですが、主人公を女の子に変え、美しい物語になってました。
バレエにはセリフがないから、身体表現だけでストーリーや感情を表現していくので、見慣れてないとなかなかに難しいですね。
動きによって「キス」を表してたり、いろいろお約束があるらしいのですが、素人には、わかんなくて。
ので、助けになるのが、音楽と照明!
私には、特にヴィジュアルのインパクトが大きくて、ライトの色変化に注目してました。
静まり返るような深海の色
きらめくシャンパン・ゴールド
女神のブルー
滴る血みたいなショッキング・レッド
天国の白 などなど
そして、光と闇を象徴する、白と黒が交差する中、揺れ動く主人公。
GRAYは 白と黒の間にあって定まらない色。
容貌だけでなく、運命すらもGRAYだった彼女の人生、切なさが残る舞台でした。