ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ

ほぼ展覧会のレビューばかりになってますが笑

今回は東京。マティス展、ホックニー展とも迷ったんですが、ふだんなら選ばない抽象画をみてきました。

アーティゾン美術館。東京駅から歩いていける立地で、建物も素敵、一度行ってみたかったんですよね。

抽象絵画の発生前後から現代まで250点もの展示があります。

ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ|アーティゾン美術館
アーティゾン美術館「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」の特設サイトです。

ほとんどは公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館の所蔵品とのこと。入館料やポストカードも割安だし、スタッフも多く、圧倒的な財力に惚れ惚れします。

抽象画は好んで見にいくほうではないのですが、今回、大量に見ることができて、なんだか自分の好きなものの傾向を知れた気がします。

下の絵は惹かれたなぁ。こういう感じはとてもすき。

こういうブルーも好き

↑の画家さん、ザオ・ウーキーさんは中国の方。撮影不可の作品の中にも心惹かれるものが多かったです。水墨画を思わせるにじみや余白の美もあり、東洋人好みなのかも。

意外に良かったのが、ただ塗ってあるだけのようで、なんとも魅力的なピンク↓

コントラスト強い系も嫌いじゃない。

マルセル・デュシャンの「トランクの箱」もおもしろい

従来の絵画は物語的、象徴的に描かれてたりするけれど、抽象絵画は「無題」も多く、意味が前面にないから、より感覚的に好き嫌いで見てしまうのかもしれないけど

形は理性、色は感性。ということからしたら、抽象画は「なんかわからんけど好き」「なんかいい感じ」「どうもざわっとする」といった言葉にしにくい感覚を味わうものかもしれません。

それにしても東京はいいな。いい展覧会が同時多発で開催されていて、地方には巡回ないのもたくさん。名古屋は大型の展覧会がなくて最低でも関西までは出向かないと見られない。人口の少なさと資金力のなさかなぁ。

京都のルーブル展も前売り買ってるけど、暑すぎて足が向かない。9月にするかな

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