「ルーヴル美術館展 愛を描く」絵がいいのはもちろん色のシンボルの勉強になりました

愛をテーマにした絵画73点がルーブル美術館からきています。

ヨーロッパ文化の源流、古代ギリシャ・ローマとキリスト教の絵がたくさん。

カラーセラピーもイギリス発祥ですから、色の意味にも古代ギリシャやキリスト教のシンボルが使われています。日本で生まれ育ったら西洋の文化を自然的に体得してるわけじゃないので、まずは文字情報で学ぶわけですけれども、それだけでは上っ面の知識にもなりがち。

こうして神話画や宗教画を眺めると感覚的にわかりやすいように思えます。

ローマ神話の月の女神ディアナを描いたある絵は、ブルーが印象的でした。月=女性=ブルー。

聖母マリアが幼子イエスを抱いてる姿からは、与える愛のレッド、受け止める愛&母性のブルーがすっと入ってきます。

思春期や若者の恋に水色(ターコイズ)が使われているのには、若さや純粋さを感じられます。

ある程度、ヨーロッパの文化を知ってるほうが絵を見てもおもしろいですね。「これはギリシャ神話のあのシーンかぁ」がわかってると、静止画からそのあとに続くドラマもイメージできてね。

まぁ日本ではギリシャ・ローマやキリスト教に親しみがある人が少ないから、宗教画や神話画よりも、印象派とかのただ見て「きれい」を感じるだけのが人気なのかもしれないけど。

「ルーヴル美術館展 愛を描く」京都市京セラ美術館で2023年9月24日まで

ルーヴル美術館展 愛を描く|読売テレビ
ルーヴルが誇る珠玉の“愛”の絵画が一堂に!『ルーヴル美術館展 愛を描く』2023年6月27日〜9月24日まで京都市京セラ美術館にて開催。

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