スポーツと色彩

Twitterに先に投稿したんですけど、今朝の新聞に興味深い記事がありました。

「スポーツと色彩の関係」

陸上競技場のトラックは、土を思わせる赤っぽい茶色だったように思いますが、
明るい青にしたところ、記録が出やすくなったとか。

青にすることで、こんな効果が。

・集中力アップ
・目に負担が少ない
・空間に広がりを感じるので、気持ちにもゆとりが
・涼しくさわやかな雰囲気に
・軽く走れる気がする

逆に「練習したトラックと色が違って落ち着かなかった」選手もいるそうで、
まだまだはっきりしないこともありますが、

青の効果を学んできた人には、不思議じゃないですよね。

2004年のアテネオリンピックでの調査結果もありました。

レスリングやテコンドーなど4種の格闘技で、
ユニフォームの色(赤or青)による勝率を出してみると・・・

赤の勝つ確率が60%近く!ですって。

勝つか負けるかの確率は、自然なら半々ですよね?
「一戦落とせば終わり」の勝負の世界で、1割アップは見過ごせない数字。

・気持ちを高揚させる
・怒りと攻撃の感情を呼び起こす
・男性ホルモン分泌が増える

という赤の作用を、うまく使えばかなり有利なようで、
「将来的にはドーピングのように禁止色が出るかも」は当然といえば当然。

もっと色の研究が進めば、スポーツ以外にもいっぱい応用できて、
私たちの暮らしも、もっと健やかになるんじゃないかって思いますね。

それまでは地道に伝えていこう