地震後

朝起きて、普通に朝日が見られることが奇跡のようです。

テレビなどで繰り返し流れる映像がショッキングすぎて、

苦しくて、重くて、いつものようにはいられないのです。

一見すると、名古屋では いつもと変わらない風景が繰り広げられています。

でも、終りが見えない状況で

みんなの心に、漠然とした不安が伝染しているんじゃないでしょうか。
朝起きて、仕事して、食べて、寝て、

苦しんでいる人がいるのに、と思うと

何をするのも申し訳ない気持ちになりますが、

時間はかわらず動き続けていて、

今、元気な人間としては、日常をしっかり生きるしかないと思うのです。

ここ数日、いろんな立場の人の話を聞きました。

悲しいニュースもありましたし、

被災地の工場の分まで 休日出勤で頑張っている、という方もありました。

セラピストとして何ができるかを考えると

まず自分自身が 心を落ち着けて ニュートラルな状態に戻ること

と思っています。

不安が蔓延するなか、やがて必要とされる日が来たときに

すぐにきちんと対応できる平常心でいなければ、と。

そのためには 普通の生活を送ることこそ備えになるかと思うのです。
今の時点では、義援金を送るくらいしか、実際的な支援はできそうもありません。

必要な人のところに 必要な手助けが届くことを祈っています。