怒り

有名な実験があります。

エルマ・ゲイツ博士という方によると、
人間が吐きだす息を、液体窒素で冷却すると、その沈殿物は、
そのときの気持ちによって、色が違うんですって。

・平安な精神状態の時に吐く息の沈殿物は 無色
・怒っている時に吐く息の沈殿物は 栗色
・悲しんでいる時に吐く息の沈殿物は 灰色
・後悔している時に吐く息の沈殿物は 淡紅色

さらに、怒っている時の息の沈殿物を水に溶かして、
ネズミに注射したら、わずか数分でネズミは死んでしまったという話。

怖いですねー。怒りは、毒を作るのです。
怒ってる本人の健康にも悪いし、周りの人もストレスを受けてしまう。
なんせ、息ですからね。そばにいるだけで、毒素を吸っちゃう!

怒ってる人の近くにいると、嫌な気持ちになって、
その場から立ち去りたくなるのは、防衛本能かもしれない。

だけども、怒っている本人は、なかなか気づかないものです。
自分の言葉によって、興奮に輪がかかり、
火に油を注ぐように、エスカレートしていくケースも。

相手が悪い。社会が悪い。悪いのは他者。
思い通りにならないから怒る。
でもそれは、不機嫌にしてるから、相手からも不機嫌で返されるわけで、
ブーメランです。

悪いことに、怒りは伝染もします。
それまでバランスが取れていた人でも、
怒ってる人の話に付き合ううちに、だんだん腹が立ってきたりね。

巻き込まれないためには、客観視することです。
同じ土壌に降りていかないこと。
これが、なかなか難しいんですけどねぇ・・・

6秒ルールを使うといいかもしれません。
激情を感じても、6秒たてば少し落ち着くので、
6秒間、我慢して喋らなければ、爆発は避けられるそうですよ。

何事もコミュニケーション。
自身がにこやかにしてみたら、周りも変わっていくのにね。
プンプンしてたら勿体無~い。