色彩の宇宙誌―色彩の文化史

センセーションの復習用DVDの中で、橋本先生がお勧めされてました本。
やっと読みました~

えー、セラピスト養成講座では、色の意味を学んでいきますが、
赤は熱い、青は冷たい、なんかは、特に教わらなくても分かってる(感じられる)けど、
緑は愛の色、とか、黄は高貴でもあり、裏切りでもあり、など、
地域的・文化的背景を学ばないと、連想できにくいものもあります。
だから、歴史から勉強してくんですけどもね。

なのに、イギリス本国での授業は、歴史も色の意味も教えないんですって。
理由は、「みんな知ってるから。親から子へ伝えていくものだから」だそうです。
そう聞いたときは「え?」って思いましたが、
この本を読んで、なるほどなぁ、と。

ヨーロッパでは
キリスト教が、意味を込めて使ってきた色色があり、
身分や職業、家柄によって、服の色が決められていた時代があり、
色とのおつきあいに、長い歴史があるんですね。

西洋に限らず、古代エジプト、古代ギリシャ、ヒンズー教、中国思想など、
世界各地の色の歴史がわかりやすく書かれていて、読んでよかった!

学生時代、世界史と美術が好きで、広い世界を見たいな~と
夢見ていたことを思い出しました。

そう、絵の話がたっくさん出てきます、この本。
画家さんたちが、どんなふうに色(光)を捉えたか、など、
絵画好きな人なら、特に楽しめるんじゃないでしょうか。