本「古代ギリシャのリアル」

古代ギリシャのリアル

この本、なかなかおもしろかったです、古代ギリシャのリアル

古代ギリシャは、西洋世界のルーツとされています。もし、この前提が崩れたら、相当な衝撃じゃないですか???私たちがやっているカラーセラピーも西洋起源、古代ギリシャの象徴が使われてますしね。

この本では、現代の私たちが持つ古代ギリシャのイメージが、実は「そうであってほしかったギリシャ」(P23)であって、ほんとは違うんじゃない?という問題提起から始まります。

カラーの勉強の中で、「ギリシャ神殿は、もともと真っ白じゃなくてカラフルだった」って習いました。いつから、なぜ、「白いもの」になったのか?ということ。

古代ギリシャ人の色彩のとらえ方にも驚きました。「ワイン色のエーゲ海」「緑色に滴る血と涙」(P24より)、えぇぇ?!と言いたくなるような表現ですが、ちゃんと理由があってのこと。色のとらえ方が違うんですねぇ。カラー人としては、大変興味をひかれました。

ギリシャ神話に登場する神々の詳しい紹介も。

ヘカテ

トリコロール・カラーセラピーの№2「ヘカテ」も、ギリシャの女神の名がついています。このボトルが象徴する物語も、よりイメージが膨らみました。