「○○色を選ぶのは、どういう人ですか?」
単発の講座などで、こういう質問をいただくことがあります。
ひと言で言いきっちゃった方が、たぶん喜ばれるとは思うのですが、カラーセラピストとして、そうしたくない気持ちがあって、答えにためらう瞬間。
たとえばイエロー。「明るい」「楽しい」ときにも選ばれるけど、「不安」の現れの場合もありますし(他にも多数)。
「○色はこんな人」っていうワンフレーズ化・単純化は、エンターテイメントとして、話のネタにはおもしろいですけどね。セラピーではなくなっちゃう。
いっぱいある意味の中から、何が私に当てはまるのかしら?を、ご一緒に探していくのがカラーセラピーの基本形で、
ご自分で「あ!」と気づいていかれるときの、驚きだったり、腑に落ちる感こそが大切だと思うんです。
そもそも、人はそんな、ひと言で表せるような単純な存在なの?とかね。
日ごろ、穏やかでおっとりしてるんだけど、仕事となると闘志に燃える一面があったり、意外なほどマニアックな趣味を持っていたり、なんて、みんな、いろんな顔があるんじゃないですか。
得意なカラーを活かすのは素敵な事だけども、「私ってこういう人だから~」て決めちゃわないで、こんな私もあんな私もいるわーというのがいいんじゃないかな。