メスメリズムと現代のヒーリング

私、カラーとは別に、占いの教室もしているのですが、私自身、占い自体には特に興味はないんですよ。それよりも、占いの奥にある考え方、思想を知りたくて、専門の先生をお招きしています。

だから、うちの占い教室では、占い方の講座はあまりやってなくて(というと「え?」て思われるかもしれませんが)、歴史的流れや取り入れられてる心理学なんかを教わっています。

そしてついに5月から、占いまったく関係ない講座が始まりました。スピリチュアリズムの歴史シリーズ!

今あるスピリチュアルのもとを辿るんですよ。

第一弾として19世紀のメスメリズムの紹介がありました。

これはカラーセラピストの必読書にも載ってます(一般の方は「メスメリズム?何?かもしれませんね、今回のブログはセラピスト向けに書きます)

先日のスピリチュアリズム講座でさらにくわしく聞けて思ったのは、これ、今あるヒーリングの元じゃない?てこと。

ラポール(信頼関係)を築いた人の間だから起きることがある、「変化が起きる」と想像するから治療効果がある(プラシーボ)、潜在意識に作用する、気のようなものを体全体に流す…

カラーセラピーにも通じるものがあります。カラーのみんなにも聞いてほしかったなぁ(宣伝してなかった…)。

ほかにもそのとき参加された中で、ヒーリング関係の方は、ご自分のしていることとの共通点を見出されたようです。

あと、先日見た、エドガー・ケイシーの映画のように、催眠状態で医療的な透視をする人も19世紀にすでにいたとか。

カラーセラピーも世間からみたらスピリチュアルの部類になるんでしょうが、どちらかというと現実的な考えでやってる人のが多いように思います。私もそうだし。

ただ、創始者たちが、スピリチュアルな考えも入れて作ったのは事実。どういう流れでどういう思想を取り入れたのか、知ってた方がいいじゃないです?

スピリチュアルって言葉はすっかり定着していますが、実のところ何かよくわからなくい…とくに日本流にアレンジされてたスピリチュアルしかみていなければ、ほんとのところはわからない…

もしご興味があれば、スピリチュアリズム講座にぜひ。

次回は6/10です

◆「チャネリング」の原点を振り返る――フォックス姉妹からテーブル・ターニングへ

6/10(日)
2~6時(4時間)
伊泉龍一先生
名古屋駅近くにて
受講料:¥12,500

19世紀半ば、フォックス姉妹による霊との交信をきっかけに、一大ムーヴメントが起きました。当時の降霊会の状況を振り返りながら、スピリチュアリズムがどのように受け入れられ、人々にとってどのような意味を持っていたかを見ていきます。

◆驚異の「ミディアム」たちの登場とスピリチュアリズム・ムーヴメントの隆盛――「スピリチュアリズム」と「科学」と「奇術」の奇妙な関係

7/8(日)
2~6時(4時間)
伊泉龍一先生
名古屋駅近くにて
受講料:¥12,500

1850年代、おどろきの現象を引き起こすミディアムたちが大活躍する一方、詐欺を疑う声も高まっていきました。霊現象を調査しようとした科学者や、トリックを見破ろうとしたプロの奇術師も登場。科学者 VS スピリチュアリスト、スピリチュアリスト VS 奇術師、さらには肯定派の科学者 VS 否定派の科学者など、 対立の構図がどんどん複雑になっていった時代の紹介です。

◆それは本物の霊現象だったのか?――ウィリアム・クルックスによるダニエル・ダングラス・ヒュームの実験からダーウィン家の交霊会まで

9/9(日)
2~6時(4時間)
伊泉龍一先生
名古屋駅近くにて
受講料:¥12,500

1860年代イギリスでは、スピリチュアリズムの熱狂的な信奉者と完全に懐疑的な人々が対立。1870 年代には一級の科学者たちまでもがそこに関わっていきました。霊現象を調べる実験装置を考え、第一級のミディアムを調査した結果を学術誌へ発表したことから、ついにかのチャールズ・ダーウィンの家ですら交霊会が開催されることにも……。当時の交霊会の驚くべき様相を見ていきます。

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