ポンペイの壁画展

ポンペイの壁画展

名古屋市博物館にて

昔々の壁画ですから、色数が少ないのですが、レンガ色がたくさん使われていました。

解説によると、「青」は貴重な色だったようです。空色をくすませたような、エジプシャンブルー。

何より驚くのは、日本だと弥生時代に、ここまで文明が進んでいたことです。壁画が描けるほどの家があったわけですからねー。お風呂や水道まで。

生きるために必死にならなくてもいい豊かさがあったから、学ぶ余裕もあったんでしょう。ギリシャ神話を題材にした絵も多かったです。

ギリシャ彫刻のような、筋肉もりもりの神々。ヘラクレスはともかく、幼児の姿のキューピッドさえムキムキ。いま見ると、ちょっと可笑しいですけど、こういう身体が「美」だったんですね。

 

ヤマザキマリ

漫画家ヤマザキマリさんと、とり・みきさんのトークショーがありました。連載中の「プリニウス」を、ふたりでどうやって描いてるのか、という話。

イタリア取材旅行の写真もご紹介がありましたが、長い時を経た遺跡、自分の目で実際に見たくなりました。空の色や草の匂い、街の雰囲気など、ぜんぶ含めて、その場で体感したら、どんなだろうなって。

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