サムソン&デリラ

私にとって、いっちばん最初のクライアントは、年配の男性でした。
まだホームページも作ってない頃のことです。
知り合いのお店に置いてもらってたチラシを見たと、お電話いただいて。

風水的なものと思ってらしたようで、「金運アップには黄色い財布」
みたいなことを、期待して来られたんです。
でも、未熟ながら精いっぱいのセラピーをさせてもらって、
「ありがとう」と言ってくれた、あの方がいたから、今の私があります。

たまにイベントなんかで、
「なんなの?これ。話するだけでお金取るの?ふざけてるなぁ」
とか、厳しい口調のおじさまもありますけれども、
受けてもらえば、分かっていただけるだろう、と思えるのも、
最初の経験のおかげかもしれません。

それはさておき、
いわゆる「おじさん」が苦手だ、という話をよく耳にする今月です。
いばってる、上から物言う、人を見下すとか・・・

それ、裏を返せば、女性の前でリラックスできてない、ということでしょう。

心理学では
「男性は女性に対して、いくらかの恐れを抱いている」と言われます。

生まれて最初に出会う女性=母親は赤ちゃんの命綱。
見捨てられたら生きていけない。女性が怖い。

見限られる恐れをなくすために、女性を抑えつけておきたい。支配する。

自由を奪われると、女性は逃げたくなるわけで、悪循環。
これ、サムソン&デリラコンプレックスと言われるものです。

やたら高圧的な態度の男性ほど、女性を恐れてるんでしょうね。
余裕があれば、変に威張らなくたっていいんだもん。
と思えば、見方が変わりませんか??