メトロポリタン美術館展

昨日大阪に行ってきました。

公式サイト:https://met.exhn.jp/

いやぁ、すばらしかったです。

15世紀の初期ルネサンスから、19世紀のポスト印象派まで、美術史に輝く巨匠たちの作品がこれでもかと勢揃い!西洋絵画500年の歴史をたどれる展覧会でした。

公式サイトの作品紹介で一部の絵が見られますので、もしよかったら

https://met.exhn.jp/works/

画面でも見てから行ったんですけど、実物の迫力に圧倒されました。筆使い、光の表現、細部の描写など、モニターでは見えないところに感動です。

色は光ですが、西洋絵画史は「光」をどうとらえるかの歴史でもありますね。

15世紀には宗教画として、聖人の後光が輝いてました。17世紀バロック(上のカラヴァッジョなど)では、光が強く当たるところと暗いところのコントラストが光と闇の対比を際立ててます。印象派は光をそのままキャンバスに写そうとしましたし。

展示されてた中ではターナーの風景画が特に「光」を強く感じました。港全体がゴールドに光っているような絵。

さて、色は感性、形は理性ともいいます。

構図をしっかりとって理性で描くのを理想としたフランス古典主義に対して、感情に訴えてくるロマン派。同時代でも違う潮流があったんですよね。

カラーテスト(色彩心理テスト)では、色か形か、どっちを重視するかでキャラクターがわかれますけれど、理性重視の絵と感性重視の絵が並んでいるとたしかに、目指すもの、求めるものが違うのがわかります。

いやほんと、行ってよかったです。日本にいながらこれだけ見られるなんて、一生に何度もない機会だと思いました。西洋絵画がお好きならぜひ。

メトロポリタン美術館展公式サイト:https://met.exhn.jp/

大阪市立美術館では1/16まで、東京の国立新美術館に巡回2/9〜5/30まで

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