本を借りに図書館へ行って、
ふと気になった表紙、虹。
東野圭吾さんの小説は、終わりが切なすぎて、
救いようのない気分になってしまうので、苦手なんですが、
これは、ずいぶん古い本で、感じが違いました。
謎解きじゃなくて、ファンタジックというか。
タイトルになった主人公の少年は、
色に対して、特別な感覚を持っているのです。
パッと目にした物が、何色何%+何色何%・・・てわかるの。
(絶対色感ていう言い方でいいのかな?)
そして、人の周りにも、色が見える。
いわゆるオーラですね。
色の中に、その人の心の動きをみたり、
メッセージをこめて、色を発信する・・・
なんだか、カラーセラピー的なんですよ。
私にはオーラはわからないけど、ボトルを使ってるから、
なんていうか、感じるものがあったな。
色は語る。
言葉では伝えられないことまで一瞬で。
あと、興味をひかれたのは
現代は夜でも明るすぎて、あえて光を求めようとしないから、
光に気づけない、なんてところ。
闇も必要なんだよね。