青空が気持ちいい〜〜

資料探しに図書館へ。
あまりにいいお天気だから、自転車で出かけました。
街路樹も紅葉が始まりつつあり、そんな葉っぱの一枚一枚が、
キラキラしてるようで、気持ちが持ち上がります上

昔は、光を浴びることが怖かったんですよ。
化粧品業界にいたので、「紫外線=お肌の大敵」「シミ・シワの元」
と刷り込まれてましたからねぇ。

休み明けに日焼けしてると、先輩に怒られました。
「うちの商品に効き目が無いと思われるから、絶対焼いちゃ駄目!」
なので、若かりし私は、海もスキーも行きませんでしたkao06

そして、美容の講習では、
「強い日差しを毎日浴びてる人(海辺に住んでる人とか)は、
一般的な生活の人より、深くて大きいシワができてる」

「某女優さんは、撮影以外、まったく日差しを浴びないようにして、
美肌を保っている」

「手の甲に日を浴びるだけでも、顔にシミができる」
などなど、いかに陽射しが悪いかってことをお話してたんですわ。

それが今は、光を浴びたい!と思うんだから、
人生分かりませんねぇ。

美容的なことから言えば、たしかに、紫外線の悪影響はあります。
だけども、「美」の基準はひとつじゃないなと、今は思う。

南の島で、ずっと外仕事に従事してきた人のお顔に刻まれるシワは、
美白なんかとは別の意味で美しい。
健康や長寿や、自然との共生なんかを感じるから。

逆に、色白でいることの怖さを感じるのは、この小説。

印象的だったのが、雪穂が、
「肌はとっても記憶力がいいの。だから日焼けしちゃ駄目!」と友達に語るシーン。
一時、元に戻ったと思っても、何年後かに肌に出てくる。
とかいう感じだったと思うんですが(記憶あいまい)、
その名の通り、雪のような肌を持つ彼女は、
意識して光を浴びないようにしてたんですね。
その裏には、彼女が「闇」を生きる人だった…というのがあるわけで。

もし、光の中に出て行くことを選んでいたら、
違う人生だったかもしれないのに。
って、小説の話だけれども。