話の仕方

歯の詰め物が取れて、歯医者さんに行きました。

A「長く来てない間に、大変なことになってるな。もっと頻繁に歯石を取りに来なきゃ。このまま放っておくと間違いなく歯周病。歯茎が弱ってるから、今の状態じゃ虫歯も治せない。とりあえず今日は歯のクリーニングだけ。」

B「久しぶりだから、今日は歯のクリーニングをしようか。歯に色がついちゃってる部分もキレイになるし、歯石を取ると、歯茎がきゅっと締まるから、虫歯の詰め物・かぶせ物がピッタリ作れる。そうすると、この先も取れにくくなるからね。」

AもBも結論としては同じ。歯石を取って歯茎を回復させた上で、治療しようということ。話の仕方が違うだけ。

この歯医者さんの話は例として。
私はねぇ、恐怖をあおるような言い方は好きじゃない。今を否定された上、「ここで何とかしないと、ますますひどい事になるぜ」的に言われると、どうも抵抗感ある。

「この先、もっと良くしていくために、今、こうしていこう」と言われたほうが、「なるほど」と思うね。希望を持って取り組める。どこに焦点を当てるかだけで、こんなに印象が違うんだから、気をつけたいものです。