岐阜県美術館に行ってきました。
「ルドン夢の起源」、副題は「ボルドー、幻想の故郷から」
言葉通り、不思議な絵がたくさん。
目玉や、蜘蛛など、「黒」の時代に描かれた独創的なモチーフは、見ていると吸い込まれそう。
まさに夢が生まれる場所に引き込まれていくような。
そして、後半には、めくるめく色彩のファンタジーも。
オイディプスや、イカロス、アポロンの戦車(↓)など神話の絵もいいけど
堕天使、ペガサス、スフィンクスなど羽のあるものたちが、より魅力的でした。
19世紀末の、神秘主義全盛期の香りがします。
ルドンの色って、この展覧会を見るまでは、上のパンフレットに使われているオレンジ~レンガ色のイメージだったんですが、実物は「ブルー」がとても印象的。
神秘の青。女性性の青。静けさの青。
なんだか、グッときちゃいました。
今、私自身が、ブルーに波長が合ってるのかもしれませんが~。