カラーセラピーの歴史―日光浴

前回は自然崇拝を書きました。自然崇拝の中でも、世界各地で見られるのは太陽崇拝ですね。

ギリシャの神殿も、太陽の光を集めてたと聞きますね。鏡をおいたり、地形を生かして中央に光を集中させたりとか。

エジプトでは、地平に沈むとき太陽は死ぬ、朝日となって甦る、毎日、死と再生を繰り返していると考えられたとか(占星術のホロスコープの仕組みにも使われています)

電気がない大昔を想像してみると、夜になったら月明かりくらいしかないわけで、新月など、まっくら闇はどれほど恐ろしかったでしょう。朝日を待つ、光を信仰するのは本能的なものかなと思います。

体感もあったでしょう。太陽が当たるところは温かいし、植物はよく育つ、太陽の光にはパワーがあるんじゃないか?ならば人間も光を浴びよう!

それから数千年、科学が進んできたら、ホルモン分泌、自律神経、体内時計、骨の強さにもに光が関係してるとわかってきました。

長雨時や冬場の不調は光不足かも。とにかく光を浴びる、量も大事。

昼夜逆転してる人や眠れない人には、いつ、どの色の光を浴びるかもポイントになりますね。朝の光は白っぽい、夕方の光は暖色、夜でも朝のような光を浴びてたら身体は朝と思ってしまいます。

気にして切り替えていくと、リズムが整っていくと思いますよ。

電気もあるし屋内で過ごす人が多い今、太陽光そのものの力は忘れられてるかもしれないですけど、たぶん想像以上に身体に影響を受けてると思います。

今でも、いちばんシンプルなカラーセラピーは日光にあたること。

ヨーロッパの北方の人は、とにかく日を浴びますね。休憩時間もちょっと晴れ間があれば外へ、バケーションは南国へ。

あんな渇望感は日本にはないなぁって思いますが、だからこそ彼の国でカラーセラピーが誕生したんでしょうね。

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